5月 22, 2018 カテゴリ:スタッフブログ
当院では体の施術だけではなく、心も診ます。
体と心は表裏一体です。
体の調子が悪いと心も落ち込みます。
また、心が落ち込んでいると体も同様に調子が悪くなり勝ちです。
皆さんはいかがでしょうか?
心と体、どちらも良い状態に戻してあげる必要があります。
52歳男性患者Yさんの例です。
この方は通常の整体で来て頂いていたのですが、いつ来ても愚痴や不満ばかりが出てしまい、いつも不安でしょうがないとの事でした。
その様な心理状態では体を調整するだけでは健康な「元気」と言える状態にはなりません。
そこで私は当院で行っている心理カウンセリングを勧めてみました。
Yさんは初めは乗り気ではなかったのですが、とりあえず1回受けて頂きました。
今ある心の状態は、生まれてから今までの出来事が全て関係しています。
Yさんには幼少期から現在までの出来事を話してもらいました。
もちろん、本人が言いたくない事は無理には聞きません。
Yさんは小さい時から内気で、クラスでも目立たない存在だったそうです。
今回はそこにフォーカスしてカウンセリングを進めていきました。
私:目立たないようになったのには何か思い当たる節はありますか?
Yさん:父が小さい時から厳しくて、怖くて、すぐ怒鳴るんです。
私:そうでしたか。それで家では自分の存在を目立たなくしていて、それが学校でもそうなってしまったのでしょうね。
Yさん:そうかもしれません。
私:今もお父様はご健在ですか?
Yさん:はい、一緒に住んでて今でも父は苦手です。
私:では、Yさんはお父様に苦手意識が強いので、お父様に対して苦手意識が和らぐようになったら良いと思いませんか?
Yさん:はい♬
私:では、お父様に対して苦手意識が抜けて行くように瞑想に入り、潜在意識に語り掛けて、お父様に対して良い印象を感じるようにして行きますね。
Yさん:はい、お願いします。
こころの整体を施しました。
施術途中からYさんはボロボロと涙を流しはじめました。
本当はお父さんの事が大好きだったのですが、Yさんには双子のお姉さんがいて、いつも成績の良かったお姉さんと比べられており、「お前はどうして・・・」と家で叱られていたのが分かりました。
瞑想に入ると通常の心理状態では話づらい事も自然と話せるようになります。
自分でも忘れていた事、気づかなかった事などがどんどん出てきます。
そうか!これが原因で自分は今苦しんでいたのか?という事に気が付きます。
Yさんの潜在意識の中のお父様の意識感情をプラスの感情になるように言葉掛けし、潜在意識を入れ替えました。
施術後Yさんはスッキリとしたお顔立ちになり、「不思議な体験でした。」自分をもう一人の自分が見ている感じがしたそうです。
Yさん:私が今まで苦しかったのは父の影響だったのかもしれません。でも、今はそんな感情は無かったつもりなんですけど先生と話しているウチにハッキリとそれが分かりました。
私:そうでしたか、でももう大丈夫ですよ。お父さんの事は本当は好きだったのも分かりましたし、今はそんな事もないですし、潜在意識にお父さんへの苦手意識をクリヤーにしてありますから大丈夫です。
Yさん:ありがとうございます。何だか気持ちが久しぶりにスッキリしました。こんな感じは何十年振りだろう?
とのことです。
その後、Yさんは体も楽に感じるようになり、腰痛やダルさなどの体調も戻って来たとの報告を受けました。
体と心、どちらも同じくらい診てあげる必要を今回は感じました。